授業で面接技術を学んでも、実際の援助でどう活かすことができるのか、すぐにはぴんとこないでしょう。
ここでは、自分の感じ方を意識する練習をお伝えします。援助者に求められる「自分をコントロールする」基礎になります。
普段やっている会話を振り返るだけなので、気軽に試してみてください。
- 最近、誰かと直接話したことを思い出す。
- その人と話している時、どんなことを思っていましたか? 短文で書き出してみる。
- (例)友人と話ながら帰った→面白い話を聴いた→何を面白いと思ったのだろう→エピソードのどこら辺が? 話し方のどんなところが?
- 今度はこれから話すときに、自分がどんなことを感じ、思っているかを意識する。
- この会話の後で、会話中の感じ方を文章にしてみる。
1週間やってみて、たまったメモを読み返してみましょう。
はじめは自分の感じ方を言葉にすることが、難しく感じるかもしれません。
だんだん慣れてくると、自分に意識を向ける感覚が分かってきます。
次に練習するときは、自分の感じ方と話し方(面接技法)が、どんなふうにつながっているかに目を向けてみてください。